脳内整理

脈絡がありません

2020/1/10(AM4:00〜6:00頃)の明晰夢

(ものすごくリアルな夢だった。出来事より心境の方が強く心に残ってる感じ。また寝起きで書いているので辻褄がゴミすぎて終わってます。そして夢なので所々不明瞭です。)

 

知り合いに飲みに誘われて豊水すすきので飲んでいた。2、3件くらい行って、なぜかその都度メンバーが変わっていた。

1軒目は集団でワイワイやってた気がするが、忘れた。2軒目のお店では隣でかなり大規模な忘年会か新年会のようなことをしていて、1000人くらいのスーツの人達が低い声で「乾杯」と言って飲み始めていた。拍子はずれに盛り上がってる人もいたが、大体は静かに「早く終われ」という感じで飲んでいたように見えた。私たちはその店の窓際に座ってたんだけど、窓から梅酒の専門店が見えて、今度そこに友達と行ってみたいな〜ということを(他の人と飲んでるにも関わらず)ずっと考えていた。

3軒目でまた別の人とサシ飲みをした。普通に飲んでたらヤクザの若い手下みたいなのが来て私達を拘束し、「交渉相手が来れば解放するが、あと30分で来なければ左脚を切りつける」と言われ、何故か来るわけがないと即希望を捨てた私は、ヤクザの脅威に怯えた顔をしつつも脱走のタイミングをじっと見計らっていた。四肢は自由だった。

30分経った頃、合図のアラームのようなものが鳴り、残念だったなというような事を言いながらヤクザが立ち上がろうとした。その瞬間を目掛けて、そいつの右肩を思い切り蹴って壁に激突させ、ひるんでいる瞬間に逃げた。サシ飲みの相手の事は考える余裕がなくて置いてきてしまったが、あとで絶対助かってその人の事も助けに行こうと強く思った。

夢の中にしては足が早かった。地下のお店に居たがあっという間に地上へ駆け上がり、建物の隙間の路地を通って何とか目を掻い潜って逃げようと思った。

しかし敵は数を増やしてきた。その中にはボスであろう人(今考えてみるとあれはヤクザ映画に出てくる北野武だった)がいて、バイクで私の事を探していた。ヤクザたちは周辺の地理をよく知っていて、私が少しでも相手の顔を見ようとして路地から顔を出そうものなら、目が合って必ず捕まる。見てもいけないし見られてもいけない相手から逃げるのはかなり難しかった。

路地にどんどん突き進んでいくと、周りを鉄網で囲まれた、工場の生産物が置かれている場所に辿り着き、私は鉄網を登ってその中に入った。高く積み上がっているものが沢山あったのでとりあえず隠れられそうだと思った。

しかしそこでもう一人の逃亡者と出会う。その人はヤクザのボスが目の敵にしている主要人物だった。

この人と一緒にいたら捕まる、絶対会いたくないやつに会ってしまったと思った。相手はこちらに対して協力的だったが、こちらは相手に対してあまりそのような態度はとれなかった。渋々行動を共にすることに。

やはり高く積み上がったものの上にいれば見つからないんじゃないかということで、高く積み上がった麻袋(あまり安定していない&かなり高い)の上に乗って静かにしていた。しかし呆気なくボスとその取り巻きに見つかってしまう。ボスが少しずつ近づいてくる。物理的に私達の方が高い所にいるから、何かものを投げたり上から抵抗する手段があると思ったが、ボスがそういうレベルの強さではないということを何故か本能的に悟った。

ボスは見た目こそただのジジイだが、腕力、視力、洞察力が野生並みで逆らったらいつでもその場で殺せる、しかし普段はヘラヘラしてるタイプのヤバいやつだった。おそらくだがピストルやナイフのような凶器さえ持ってないんだろうなと、無知ながらに思った。いつのまにかその場所は倉庫のようなところから組織の書類などが置かれている廃れた施設のような所に変わっていた。

そこからボスの謎の語りがはじまって、私たちはボスの妙にゆったりした歩調に合わせつつ施設内を歩きながらその話を聞いた。もとい、私は話など聞いておらずずっと逃亡のタイミングを見計らっていた。

あまりにもずっと話しているので(そして他の人もボスの話に釘付けなので)そっと離れてもバレないと思い、そっとその場から離れて施設にある別の部屋に移動した。施設内は少し霧がかっていてめちゃくちゃに寒かった。(※起きたら布団が蹴り飛ばされてかかっていませんでした)

別室には洗脳のための経典みたいな本が乱雑に積まれていて、恐怖を感じながらもめくろうとしたその時、薄いピンクの着物を着たメガネの坊さん(少し気が狂っている)が背後から突然現れ、大声で経典を読み始めた。多分経典に洗脳されて成れの果てみたいになって、組織からも放置されていた人なんだなと思った。

大声を聞きつけて群がってくるヤクザ…「何をしている」と静かに聞いてくるボス。

もうこれ以上は逃げられない…もう十分頑張ったし疲れた…と思った瞬間、これは夢だということに本能的に気づき、飛び起きて夢から解放されることができた……

退院初日になんで家でこんな夢見ないといけないんだ〜…

 

この前北野武の「血と骨」っていう素晴らしい胸糞映画を観たんだけど、あれは女子大生が一人で見るレベルの映画じゃなくて、ずっと(多分一生)胸糞悪さが抜けないので多分その影響で夢にまで出てきたんだろうなと…

血と骨」は1930年代の戦争が終わった頃の大阪が舞台の映画。当時大阪には猪飼野地域っていう在日の北朝鮮人が住むスラムみたいな場所があったらしくて、その猪飼野地域で、在日朝鮮人の金俊平っていうとてつもない腕力を持った男が繰り返す暴動や、非人道的な行いの数々、それに巻き込まれる家族親戚らのことがかなり鮮明に描かれている。

多分純粋な女性が1人でこの映画を観たら立ち直れないんじゃないかってくらい、「女って生きる権利ないんか❓」って思わされる映画だった。

あと個人的に主人公の金俊平みたいな、「めっちゃ強くて怒らせたら面倒な奴」っていうのはすごく生理的に苦手だった。というか、シンプルに家族や親戚にこんなやつおったら迷惑すぎる。

この映画から得た教訓は、人への信頼は、暴力や上下関係では構成されないということだ。

例えどんなにその人たちが家族として形を成していたとしても、同じだ。関係的には家族という関係で繋がれているけど、それは離れたくても離れられない関係と言い換えることもできる。例え家庭内で暴力があったとしても、誰か1人が家庭内を支配している環境だったとしても、その環境下にいる以上人はその恐ろしさに気付くことが難しく、何としてでも繋がり続けようとしてしまう。そして、何故か人は人と繋がっていると、その人を助けたり世話をしなければいけないと思い込んでしまう。

"家族だから"助けるし理由なんていらない、考えようによっては恐ろしい思い込みかもしれない。

もっとも、人と人との繋がりから放たれて、人が誰とも関係を持たなくても何不自由なく生きていける時代というのも、考えようによっては恐ろしいことだが。こんなことばかり考えていると、誰に何をどれだけ頼ればいいのかわからなくなる。

話が変わりすぎました。そいじゃ